2012年02月26日

沖縄で傘はいらない?

「沖縄の人は傘を持たない」というのを以前どこかで
聞いたことがある。

なぜなら、沖縄は突然雨が降ったり止んだりするから
面倒くさいので“傘を持たない”ということである。

すぐ止む雨ならわざわざ荷物を増やしたくない、
といったところだろうか。

確かに沖縄を旅した際、夏場などはいきなり
スコールのような嵐がきたかと思えば、すぐに止んで
数分後には太陽がギラギラと照りつける、なんてこともあった。

まるで東南アジアのようだが、沖縄は亜熱帯気候に属するので
それに近い感覚はあるのかもしれない。

それにしても傘を持たないは言い過ぎだろう。
雨が降りそうなら、いくらなんでも持っていくハズだ、
とずっと思っていた。おととし伊江島へ行くまでは…。


伊江島の旅では節約をすべく、レンタサイクルと
歩きの旅にしようと決めていた。

時間を有効に使うため、朝早くから島を周ろうと意気込んで
宿を出たらどうも天気がすっきりしない。

レンタサイクルに乗って数分経ったころに、ポツリポツリと
来てしまった。

まぁ、このくらいならしばらくは大丈夫かな、
と思った数分後…

ゲリラ豪雨が…!
いやスコールか?!

地面に突き刺さるような雨が降ってくる。
しまいには、木々が揺れて視界が真っ白に。

必死で近くのコンビニに避難し、長いビニール傘を買った。

そしてそれから数分後、雨がピタッと止んだ。

少しの間コンビニで立ち読みしていれば雨は止んだのに
リュックひとつの身軽な旅のハズが「傘を持ち歩く」という
面倒くさいシチュエーションに…。

そして翌日も同じようにスコールが来て、今度は道端の
木の陰に隠れた。

そして、10分後に太陽が出てきた。

傘からはみ出た衣服も数分で乾くほどの晴天になった。
その後も、雨→晴れ→雨と続き、だんだん雲の速度と
空の色で天気が読めるようになってきた。

昨日の失敗を繰り返さないように、折りたたみ傘を一応
持参したが結局一度も開かなかった。

沖縄の旅でザーっと豪雨が来たらまずは軒下か、
木の陰に隠れましょう。しばらくすれば止みます。

濡れた服は太陽(てぃだ)カンカンなら自然に乾きますので
大丈夫!
posted by irayoi58 at 22:24| Comment(9) | 沖縄

2011年12月26日

タクシーの消えた休日

数年前の秋に沖縄へ旅をした際、名護から高速バスを使って
コザ(沖縄市)へ移動したことがある。

バス代は少々かかるが一般道よりは早く着くし停まるバス停も
少ないので車内でゆったりと過ごすことができるのだ。
短期間の旅にはもってこいである。

しかし、いざ目的地の停車場「沖縄南I・C」に着いてみると、
ホテルがあるメインストリートからは少し程離れていた。

地図を見るとここからホテルまではざっと2〜3キロ。
歩けない距離ではない。でも、10キロは軽く超えているで
あろう荷物を持って移動するのは少々しんどい。

しかも10月の沖縄。
刺すような日差しと25度を超える気温。
すぐに決意する。

ヨシ。ここはタクシーで移動しよう!

「歩ける距離は原則歩く」が貧乏旅行の鉄則だったが
暑さにはかなわない。

早速、ビュンビュン車の走る三車線の幹線道路へ目を向ける。
これだけ車が走っていればタクシーの1台や2台すぐにつかまるだろう。
ここはサトウキビ畑が広がっている田舎道ではないのだし。

がしかし…。
10分経っても15分経ってもタクシーらしき車は通らない。
仕方ないので少し歩いて場所を移動してみたが、それでも
タクシーが全然見当たらない。

リゾートエリアの西海岸や那覇市内では30秒に1回くらいは
タクシーを見かけた気がするが、コザは観光地ではないからなのか?

それとも日曜日の午前中というのがまずかったのか…?と
あれこれ考えてみても全然つかまらない。

いっそのこと電話で呼ぶか。とも考えたが、
たかが2〜3キロの移動でタクシーを呼び出すのもなんだか忍びない…。

悶々と考えているうちに、首筋や頭にびっしりと汗が流れてきた。
日陰を探しつつとりあえず10キロ超の荷物を抱えてホテルの方向へ
歩きだす。

そういえばさっきから人が全然歩いていない…。
沖縄人は朝が弱いのか。相変わらず車移動で歩かないのか。
などど毒づきながら進む。

首筋の汗が滝のようになり、荷物の取っ手が手に食い込み、
腕の感覚がなくなり、ペットボトルが空になったころ、
交差点で見覚えのある白い車が!

タクシーだ!しかも空車だ〜!!!!

運転手とバッチリ目が合い必死で手を振った。

驚いた顔で出迎えたタクシーのおじぃは、なんでこんな
中途半端なエリアから旅行者らしき人間が乗ってきたのだろう?
という顔をしていた。

なにはともあれ助かった。泣きそうだった。

クーラーの心地よい風にあたりながら気さくに話しかけてくる
おじぃにふと訊いてみた。

「今日タクシー少ないですよね…?」
「ああ。今日はね、小学校の運動会よ。みんな(運転手の同僚)
応援にいってるから休みさぁ」

「…!!!」

そうなのか。そういうことか。

親族間のつながりが強い沖縄では珍しいことではない。
お父さんお母さんはもちろん、おじいちゃんも仕事を休んで
孫の応援にいくのだ。

家族総出で応援にいくのだ!

しかし、今日は繁忙期シーズンの連休(!)
いや、おかしいと思う感覚がおかしいのだ。

家族の行事のために休むことを容認している会社もだが、
そういう雰囲気の中で生活している沖縄の人々を羨ましく思う。

家族みんなに応援してもらえる子供たちのことを
考えて少し幸せな気分になったコザの旅だった。


posted by irayoi58 at 21:23| Comment(0) | 沖縄

2011年07月23日

ウチナータイム



今朝の朝日新聞(2011.7.23総合版朝刊)の記事で
「沖縄県の各家庭の地デジ対応化が遅れている」という内容があった。

所得が低く、離島も多く、なによりのんびりている県民性が
大きな理由ではないか、とのことである。

まぁこうなる予感はしていたけど…(笑)

私は13年程前の学生時代から毎年のように沖縄を旅行しているが、
毎度“ウチナータイム”には驚かされる。

バスが時間通りに来ないのはほぼ“常識”で、
(那覇などの都会は別)バス停に貼ってある時刻表が
台風か何かでふっ飛ばされたのか引きちぎれて解読不能になり、
いつ来るのかもわからないバスを待ち続けて途方にくれたこともある。

ある年はフライトの時間が迫っていたのでやむなくタクシーで
高速道路を使って那覇空港へ向かった際、土日の昼間だというのに
ガラガラだった。
運転手いわく「沖縄の人はあまり高速使わないよ。急がないからね〜!」
とニコニコしながらしゃべっていた。

どうして沖縄にあるのだ、高速道路?

また、いつの間にか閉店していたり、日曜日は普通に休業している
飲食店もちらほらあったりする。

本島の中部を旅した時“日曜日は休みたい”という悲痛な(?)
メッセージを店のシャッターにペンキか何かでデカデカと
書いて休んでいるお店もあった(笑)

もちろん那覇のような都会は企業も多く観光客もたくさん訪れるので、
ほぼ本州並みの時間の流れであるが、那覇を離れればとたんに
ウチナー時間が訪れる。

たまに沖縄を旅していて海外にいるような錯覚を起こすのは
時間の経過によるものも大きいのかもしれない。

だから沖縄へ旅行に行ったらせかせかしないで
猫が日なたをのんびり歩くようにウチナータイムに身を任せれば
いいのである。

急いでも行きつく先は同じ。いずれたどり着く。
全力疾走してくたびれた時は一度立ち止まってのんびり歩くのもいい。

私にとってのんびり歩ける唯一の場所が、沖縄なのである。
posted by irayoi58 at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄